2022.02.24 08:37シューベルトの「未完成交響曲」 は交響曲第7番だけではなかった?交響曲第7番 ロ短調 D 759 は、フランツ・シューベルトが1822年に作曲した未完の交響曲です。 交響曲第7番は、オーストリアの作曲家フランツ・シューベルトの作曲した7番目の交響曲ですが、シューベルトの後期の交響曲は何度も番号が変更されており、『交響曲第7番』が示す曲もその都度変化しています。シューベルトはグラーツ楽友協会から「名誉デ...
2022.02.11 08:48「粋」な音楽です、「ラプソディー・イン・ブルー」 アメリカの作曲家ジョージ・ガーシュウィンが作曲、ファーディ・グローフェが編曲したピアノ独奏と管弦楽のための音楽作品です。「ラプソディ・イン・ブルー」というタイトルは「ジャズの語法によるラプソディ」といった程度の意味がある。ラプソディ(狂詩曲)には、「民族音楽風で叙事詩的な、特に形式がなく自由奔放なファンタジー風の楽曲」という意味があるの...
2022.02.05 11:02「2001年宇宙の旅」に使われた交響詩!!「ツァラトゥストラはこう語った」 作品30は、リヒャルト・シュトラウスが1896年に作曲した交響詩。「ツァラトゥストラはかく語りき」とも訳されています。フリードリヒ・ニーチェの同名の著作にインスピレーションを得て作曲されたが、原作の思想を具体的に表現したというより、原作のいくつかの部分を選び、それらを描写的に表現したものです。映画「200...
2022.01.25 10:16シェーンベルグの美しい響きの音楽・・・一服の清涼剤 シェーンベルクの「浄められた夜」または「浄夜」作品4は、1899年にアルノルト・シェーンベルクがウィーンで作曲した弦楽六重奏曲。もともとは弦楽六重奏のための作品です。シェーンベルクは、こんにちでは20世紀前半における無調音楽や十二音技法の開拓者として有名。理解しにくいために、初期作品の美しい響きは多くの聴き手に意外の感を与えるでしょう。...
2022.01.18 23:56お祭り騒ぎを彷彿とさせるドヴォルザークの「謝肉祭」 後期ロマン派にはブルックナーやマーラーなど交響曲の作曲家が多数存在します。しかし、ドヴォルザークほどメロディーセンスに優れた作曲家はいませんでした。ドラマティックなエピソードはないですが堅実に努力を重ね、大作曲家となったのがドヴォルザークです。 ドヴォルザークが生まれたのはチェコ・プラハの郊外にある「ネラホゼヴェス」という村。実家は肉屋...
2022.01.16 00:14ロシア初の交響曲とは・・・!?今日は朝から優雅にクラシック音楽のお話です(^^♪ ロシア初の交響曲とは・・・チャイコフスキー作曲の交響曲第1番「冬の日の幻想」です。この交響曲を示されたとき、ペルブルグ音楽院初代の院長ルビンシテインは全く気に入らなかったようです。この交響曲は、交響詩的な性格を色濃く持っていたので、ヨーロッパの交響曲が持っている強固な形式感が希薄だと思っ...
2022.01.09 08:42ベートーベンの「運命」は恋の破局で生まれた!久しぶりの投稿です!!今回はクラシック音楽についての投稿(^^♪クラシック音楽に何の興味もない人でも、この音楽の冒頭を知らない人はないでしょう。クラシック音楽と言えば「運命」が真っ先に思い浮かびますね。クラシック音楽の代名詞と言っても過言ではないでしょう。 第3番の交響曲「英雄」が完成したすぐあとに着手されています。完成までにかなりの年月...