「粋」な音楽です、「ラプソディー・イン・ブルー」

 アメリカの作曲家ジョージ・ガーシュウィンが作曲、ファーディ・グローフェが編曲したピアノ独奏と管弦楽のための音楽作品です。

「ラプソディ・イン・ブルー」というタイトルは「ジャズの語法によるラプソディ」といった程度の意味がある。ラプソディ(狂詩曲)には、「民族音楽風で叙事詩的な、特に形式がなく自由奔放なファンタジー風の楽曲」という意味があるので、このタイトルから、ガーシュウィンはジャズをアメリカにおけるある種の「民族音楽」と捉えていたことがうかがえます。

「この曲は青い」という言葉が題名の由来。元は『アメリカン・ラプソディ』という題名だったが、兄のアイラ・ガーシュウィンが現在の題名を提案して変更しました。

ガーシュウィンに作曲を依頼したのは、当時もっとも人気のあったジャズ・バンドを率いていた指揮者、ポール・ホワイトマン。

ガーシュウィンは、この曲を約2週間で一気に書き上げた。ただ、当時のガーシュウィンはまだオーケストレーションに精通しているとはいえなかった上に、作曲の期間が限定されているという事情も加わり、代わってファーディ・グローフェがオーケストレーションを行なった。管弦楽組曲「グランド・キャニオン」で有名なグローフェです。ガーシュウィンが2台のピアノを想定しながら作曲し、それを即座にグローフェがオーケストラ用に編曲していき、結局はガーシュウィン自身が弾くピアノと小編成のジャズバンド向けの版が完成された。

ピアノ独奏が入るため、一種のピアノ協奏曲風な雰囲気もある。曲風はジャズの要素を多く含んでいます。ヨーロッパのクラシック音楽とアメリカのジャズを融合させたシンフォニックジャズとして高く評価された。

今回はジュリアス・カッチェンのピアノとマントヴァーニ楽団による演奏の紹介です。

○マントヴァーニについて

マントヴァーニと言えばヴァイオリンの響きを巧みに生かしたイージー・リスニングの第一人者。マントヴァーニと彼のオーケストラは実に楽しそうに、そして粋に音楽を演奏しています。マントヴァーニ(1905年11月15日 - 1980年3月29日)は、イギリスの編曲者、指揮者。マントヴァーニのプロ・ミュージシャンとしてのスタートは、ロンドンのメトロ・ポール・ホテルの小編成のサロン・オーケストラを率いてである。1940年にイギリスのレコード会社デッカと契約し、亡くなるまでの40年間に述べ767曲も録音し、『シャルメーヌ』『グリーンスリーヴス』『ムーランルージュのテーマ』『80日間世界一周』等の大ヒット曲を飛ばし、ストリングスを上手く駆使したイージーリスニングの第一人者の一人として君臨した。

○ジュリアス・カッチェン(1926年8月15日 - 1969年4月29日)はアメリカ合衆国のピアニスト。10歳でモーツァルトのピアノ協奏曲第20番ニ短調(全3楽章/K.466)を弾いてデビュー。その演奏を聴いていたオーマンディに招かれ、ニューヨークでフィラデルフィア管弦楽団と共演する。


 マントヴァーニ楽団:(P)ジュリアス・カッチェン ラプソディー・イン・ブルーを聞いてみたい方は下の「マントヴァーニ楽団:・・・」をクリックしてください。「クラシック音楽用アップローダー 」のページが開きます。各楽章ごとにダウンロードしてください。下方の「ダウンロード」をクリックするとダウンロードできます。


マントヴァーニ楽団 :(P)ジュリアス・カッチェン ラプソディー・イン・ブルー1955年5月5日&7日録音


音楽がダウンロード出来たら早速聞いてみましょう。

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写し屋爺の独り言by慎之介

SFショートショート集・・・《写し屋爺の独り言by慎之介》 写真関係だけではなく、パソコン、クラシック音楽、SF小説…実は私は大学の頃、小説家になりたかったのです(^^♪)趣味の領域を広げていきたいです。ここに掲載のSFショートの作品はそれぞれのエピソードに関連性はありません。長編小説にも挑戦しています。読者の皆さんがエピソードから想像を自由に広げていただければ幸いです。小説以外の記事もよろしく!

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